
町内会の総会があった。
デジタル化が話題になった。みなさん少なくない出費がかさむことになるからだ。で、「こいで得するのは一体だいなよ」とご老人。「家電メーカーだけで、ほかは儲からんようやで」と若手。この不景気に全国民にデジタル対応の製品を買わせる。この邪(よこしま)なネライ。儲かればいいんだと甘い汁を吸う家電メーカー、そこから献金をもらっている政治の人たち。
最後の護送船団と呼ばれている民放各社、一般新聞。この国の放送事業の許認可は総務省というところが握っていて、この業界はこの役所によって保護されてきた。
けれどもだ、ネット環境が劇的に変化し、甘い汁を吸ってきた民放などはどうやら危機的な状況を迎えているようだ。そう、いってみれば民放も新聞もいわばもう「絶滅危惧種」なのだ。
地上デジタルなどに興味はなかったが、あれこれと調べてみてもまったく納得できない。どこの阿呆がこんなことを考えついたのか。大体、若い世代のあいだではテレビの時代はもう終わったといっていい。デジタル化すればテレビ離れはさらに加速するだろう。
戦後、大手家電メーカーと結託してテレビを牛耳り “1億総白痴化” を狙ったやから。この連中はいつまでも甘い汁を吸えないだろうし、遅かれ早かれ藻くずとなるだろう。
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