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【2024/04/27 02:22 】 |
日置川

  ダムが上流になければどんなにいいかと思う。

 熊野川もそうだがこの日置川の豊かな流れを見ていてつくづくの実感だ。紀伊半島のどの河川も夏場は鮎つりを楽しむ人たちがそこここに見られるが、きっと同じ思いだろう。ダム建設以外にも悠久の河川の成り立ちを変えたものがある。山の荒れだ。日本の河川は連なる山脈や雑木林など自然の山にその源流があり、雨量のとくに多いこの紀伊半島ではその豊かな水を山々が受けとめ川が成り立ってきた。それはまたそれぞれの河口に豊かな海をつくりだしてきたのである。

 「みどりのコンクリート」ということばを初めて聞いたとき ”なるほど” と納得した。雑木林を壊しそこに人口の植林をすすめた結果、山一面に現われたのは保水作用のないまぎれもないコンクリートだった。植林をするにもルールが必要なのに、ルールのない日本資本主義がわがもの顔で自然を踏みつけにしたのである。

 自然環境の連鎖は微妙なバランスでなりたっていると聞いたことがある。ひとつが壊れればみんなが壊れてゆく。日本のような国土や地形に作るダムと欧米のような国土に作るダムとでは明らかに違いがある。日本ではより神経質な検討が必要だ。日置川でも大雨の増水によるダム放流で何度も災害が起こされてきた。欧米では有害なダムの撤去が行われているという。考え直すべきときがきているようだ。
 
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【2011/02/02 16:02 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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