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【2020/07/14 18:10 】 |
熊野弁


 熊野弁には敬語がない。
 
 大雑把にいうと、年上に年下が、上司に部下が敬語をつかわない、そういう珍しい土地柄だ。この熊野弁とよく似た地方が土佐だ。土佐弁は熊野弁以上に世間によく知られている。「ほんじゃあきに、おんしゃあは・・・」と土佐弁はいい、「ほやさかいに、おまいは・・・」と熊野弁でいう。
 
 言語学の上からも、熊野では古くから上下関係のない、いわば平等の思想がある貴重な言語だというのである。あの司馬遼太郎は「紀州の方言には敬語がない」と書いて「平等の思想」があったと力説している。そうであるから紀州や土佐では自由民権運動が起こるべくして起こったんだ、とまあ独特の論を展開する。が、この司馬の説は当たらずとも遠からずだと思う。
 
 だけど、敬語を使わない、使えないというこの特徴ゆえに、ひとたび他県に出たときに熊野人は人知れず苦労する。これは熊野出身の多くの人々が、他県に出て会話で等しく体験することではないだろうか。もういまでは全国共通の義務教育があり、熊野弁も関西エリアのことばとして認知されているのだが、それでもなお苦労するのである。

 以前、このブログで 「あり おり はべり いまそかり」と書いたことがあるが、「~してはった。~してはる」などと京都あたりの敬語表現を使う人をときどき見かける。この言いまわしは、その人が大阪や京都に出ていかに会話で苦労したかの証だと思って、まず間違いない。
 
 
 
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【2011/05/24 12:45 】 | 未選択 | 有り難いご意見(1) | トラックバック(0)
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有り難いご意見
言葉はその人そのもの。
一緒にいて心地よい人は、何故か都会育ちの人ではありません。いいなぁ〜っと思うと、たいてい地方出身の方です。
田舎で育った時間をはるかに越えましたが、意外な時に、自分の出自を再確認したりします。
『.......私は立派な田舎モンやぁ〜!』
【2011/05/25 11:56】| | Leiden #5ad77d9ed4 [ 編集 ]


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