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【2024/05/17 14:15 】 |
ハイネ


ハイネの詩をパラパラめくっていて、ん?
 
//  イエス・キリストの血は いわば人類の傷口に流れこんで 痛みをやわらげる鎮痛薬であった  //
//  なやめる人々のその苦い杯のなかに 霊的なアヘンである数滴の甘い催眠薬を 数滴の愛を 希望を 信仰を注いだ宗教よ  //

なんでハイネはアヘンについてこんな詩に書いたのか? 優しい顔をした詩人ハイネは、見かけと違ってかなり血の気の多い男だとは、前から思っていた。もちろん、ただ血の気が多いだけではないのだが、ときおり駄作だなあと思う詩もある。もっとも、日本語への訳しかたにも問題があるんだが。 
 
 当時、ヨーロッパではアヘンが乱用されていたらしい。度を過ぎれば精神を破壊する麻薬にもなり、適度なら鎮痛や催眠薬として重宝されていた。イギリスなどは麻薬として清の国(中国)に大量に密輸して利益をあげていたし、清国がアヘンのとり締まりを強めると戦争まで仕かけて理不尽な要求を押し通したりした。
 
ハイネが詩でアヘンを歌ったのはそういう時代の背景があったからなのだ。ハイネの友だちだった若きマルクスも、「宗教は人民のアヘンである」と書いたことがある。宗教は民衆の苦しみを和らげ、慰めるもの。だけど同時に、批判的精神をマヒさせもするんだと、若いマルクスは言いたかったのだろう。
 
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【2011/04/02 12:25 】 | 未選択 | 有り難いご意見(1) | トラックバック()
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有り難いご意見
共産党とキリスト教
日本の共産党員の中にはクリスチャンもいます(どのくらいかは知りませんが)。イエスの教えである「愛と慈悲」を社会の中で実際に行動に移そうとすると自然にそこにたどり着くからだと思います。自らも貧しく生き、当時の貧しい人たちにとっての希望、支えでもあったイエス。そのイエスにならってみんなが大切にされる社会をつくりたいと、信仰を心の支えにして苦しい活動をがんばる共産党員っていうのも、私はありじゃないかと思う。科学的なことをきちんと認め、批判精神を持ちつつ、一方で心の世界も大切にして誠実に生きようとしているクリスチャンはたくさんいます。マルクスが今生きていたら、そういう人たちのこともきちんと認めたんじゃないかな。逆にクリスチャンの中には共産党が一切の宗教を認めないものなんだと誤解をしている人がまだまだ沢山いるけど、実際はそうじゃないですよね。お互いの誤解がきちんととけたらいいと私は思います。
【2011/04/02 22:13】| | echt #7dbbccb1c5 [ 編集 ]


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