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【2025/05/14 14:28 】 |
いまそかり
  ふと耳にした。
  「耳障りのいいことを言っている」とTVでアナウンサー。この間違ったことばの使い方をよく耳にする。ことば使いのプロがいったので耳障りだった。「耳障り」というのは聞いていて不快になるという意味だから、「耳障りのいい」という言い方はない。「肌触りがいい」というのなら分かるが。
 
まあ、そんなことにいちいち目くじらを立てなくても・・・。ん? 「目くじら」? くじらは海の中にいるのになんでこんなところに出てくるんだ? そう思って調べてみた。「目くじら」の「くじら」は海の「くじら」ではなかった。昔、目尻(めじり)のことを「目くじり」といい、それがだんだん訛って「目くじら」になったという。そこから、目尻を立てて怒ることを「目くじらを立てる」と、まあそんな風に使うようになったんだそうだ。
 
ことのついでに、前々からの疑問を解こうと思って調べてみた。例の「あり おり はべり いまそかり」だ。みんなが知ってる、語尾が「り」で終わる例のラ行変格活用だ。あり(有り)おり(居り)はべり(侍り)までは知っているが、その次の「いまそかり」ってなんだ? 調べてみて分かりました。知らない人はいっかい調べてみてください。
 
 
京都での大学時代、最初に下宿したうちのお爺さんが「部屋にいハルかと思って」と言いながらドアをノックしてきた。この京都弁は実に重宝なことばだ。「何してはるん?」とか「なに食べてはるん?」とか「どこ見てはるん?」・・・。最後に「はる」をつけたら大体は尊敬語に聞こえるから不思議だ。地方のことばは実に味がある。
 「〇〇ちゃんあるかあ?」 人を物みたいにいうなというが、ちょっと待った。「ある」ということばはなかなかおもむきのあることばなのだ。

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【2011/03/01 11:15 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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