
この町で栽培されている完熟ミニトマトは甘みがあって本当に美味しい。よく知り合いに頂いて食べるが実にうまい。しかし、それよりなお美味しいのはここで採れるスイカだ。印南のスイカを食べたら他所のは食べられないほどだ。
この町とは人口8600人の印南町。紀伊水道に面した農業と漁業の町だ。この印南町でこの4月から18歳以下の医療費が無料になる。18歳以下は人口の23%、つまり住民の4~5人に1人ということになる。もちろん県内では初の試みだし、全国的にも市レベルでは高梁市だけだし町村レベルでもあと1~2あるくらいだろう。 町長さんは「子育て世代に優しい町であることをアピールし若者の定住につなげたい」という。 “あっぱれ!” だ。
医療費。和歌山県では0歳から小学校入学までは県と市町村が分担して負担し本人は無料になっているが、小学生以上は自治体によって違う。最近は中学校卒業までの医療費を無料にするところが少しづつ広がっているが、高校卒業まで無料にしたのはここが初めてだ。
知り合いの医師がいっていた。「親の収入が激減している家庭の子どもが増えてきた。お金がなくて必要な医療を子どもに出来ない場合もよくある。公費でみてくれればわれわれ医者も安心だ」。
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